(予約が埋まっていても、当日受診可能な
場合がございますので、お電話ください。)

血液   「パート2」

こんにちは歯科技工士の宮林です。

近頃の天気の変化は、目まぐるしいですね。寒暖差も激しいので

気をつけてくださいね。 前回の「血液」の続きです。

 

私達が寒いところ、暑いところで活動できるのは血液のおかげです。例えば暑いところでは血液から水分が出て汗をかくことができます。そして蒸発する際の気化熱により血液の温度を下げて循環させることで体温が一定に保たれるのです。また、空気の薄い高地に行くと呼吸が苦しくなりますが、そういった際は血液中の酸素の運搬能力が一時的に上がり呼吸機能が高まります。

このように血液は体の中でもいち早く変化し、環境に順応するという特徴を持っています。

ところで、

 

現在、新型コロナウイルスの影響で献血者が激減し、輸血用の血液が危機的状況を迎えています。日本各地で輸血用血液のストックが底をつき始めているそうです。しかし、それでも輸血を必要とする手術は多くあります。

この状況を打開すべく、日夜血液の研究が行われています。その中でも所沢の防衛医科大学の先生方が、世界に先駆けて人工血液の開発を目前にしているそうです。

人工血液は本物の赤血球と同じように酸素を全身に運ぶことができます。さらにすごいのは、冷蔵で2年、室温でも1年程度保存が可能であるという点です。通常、人間の赤血球は20日程度しか保存しておくことができないのです。

赤血球は人体に約25兆個存在しており、人体で最も多い細胞と言われています。赤血球は骨の中にある骨髄で生成されています。

哺乳類の赤血球には核がありません。しかし元々無いわけではなく、骨髄から出ていく際にわざわざ捨ててしまうのです。そうすることでより柔軟になり、毛細血管などの込み入った場所にも酸素を効率よく運ぶことができるからだと考えられています。

このことを考えると、赤血球を人工的に作り出すということはまさに偉業ですね。

人工血液は近い将来血しょう板も組み込まれ、傷口をふさぐこともできるようになるそうです。

すごいです。まさに、すごすぎる話でした。

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

日付:   カテゴリ:スタッフブログ