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歯科は進むよどこまでも

こんにちは。

 

最近のニュースは大谷選手の快挙の話題で一色ですね。同年代の活躍は嬉しいものですが、野球の裏や表が未だに何を指すのかわからないとは、周りには口が裂けても言えない歯科技工士、佐藤玲安です。

 

 

つい3日前のニュースです。

 

 

5G活用 仮想現実で歯科技術の遠隔指導の実証実験」

 

 

という見出しに目を奪われました。

 

某大手通信会社とVRの技術をもつIT会社が協力し、「仮想現実」によって東京にいる指導医から、大阪にいる若手歯科医に技術を伝達できるか検証をしたというのです。

 

具体的には3Dで再現された患者の骨を同時に触りながら、仮想現実上で両者一体となって技術をシェアするということなのですが、これ

 

 

すごいことですよね!

 

 

組織での人材育成の方法には、2種類あってOJTOff-JTがあります。

 

ざっくり言えば、

 

前者は現場で技術を身につけていくスタイルで、後者は外部のセミナーなどで知識を得るイメージです。

 

現場で学ぶOJTは“ 生きた知識 ”を得ることにおいて優れていますが、指導者の能力によって得るものの質に差が出ることが欠点です。

 

一方、Off-JTでは実戦しない限りは、ただの情報として頭の中に眠ってしまいます。

 

 

歯科の世界は「知識×技術」の世界であると私は思います。

 

知識だけあっても、それを手に反映させなければ良い治療は出来ません。そのまた逆も然りです。

 

仮想現実を用いた技術伝達は、その2つの欠点を補うような、新しい学びのスタイルだと思います。

 

設備さえあれば移動もいらず、様々な名人の技を、言うなれば「名人の見えている世界」を見ることが出来るのです。

 

恐らくこの技術は、このパンデミックから湧き出た需要から生まれたのでしょう。

 

 

コロナで不便になった世の中を、技術によって回復させるだけでなく「ついでにあの不便も直しちゃおっか」くらいのテンションで発展させてしまう、人間の叡智はすごいですよね。

 

これからの歯科界もまだまだ面白いことが起こるのだろうと、胸がワクワクの今日この頃でした。

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

日付:   カテゴリ:スタッフブログ