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丑年ですが亥の話

あけましておめでとうございます。歯科技工士の宮林です。

本年もよろしくお願いします。

コロナ禍で新年を迎えましたが、良い天気に恵まれ、すがすがしい気持ちです。

今年は丑年ですが、最近都会にもよく出没するイノシシのお話をしたいと思います。

イノシシといえば、街中を走り回って騒動を引き起こすやっかいもののイメージがありますね。ニュースでもよく取り上げられています。

農村部では畑を荒らし、被害額は毎年およそ50億円にも上るそうです。農家さんにとっては大きな悩みの種です。

日本に住む哺乳類の中でもトップ5に入るほどの大きさです。

猪突猛進と言われるほどの運動能力を持ち、俊足かつ機敏、ジャンプ力は抜群で、泳ぎも得意です。そして頭もいい。まさに文武両道といえるでしょう。

数が急増していて、30年ほど前は25万頭だったものが、現在は88万頭と3倍以上に増えているそうです。

なぜイノシシたちは増え続けているのでしょうか?

通常、野生下ではミミズや草の根などの素食で、4才くらいの体重は50kgほどだそうです。しかし、人里で高栄養なものを取ると160kgと3倍の大きさになるようです。

このことによりイノシシを駆除する現場ではしばしば混乱を招くこともあります。成長した成獣を捕獲したと思っていたら実は大きな0才児だった、というようなことです。私の聞いた現場の話では、実に7割近くが子供のイノシシだったようです。

たとえ子を駆除しても、イノシシは一度に4~5頭産むため総数の減少には繋がりにくいのが現状です。さらに最近では高い栄養を取るためか7頭ほど産むそうで、そうなると確かに増える一方であるのも頷けます。

駆除に有効な手立てはまだ見つかっていないものの、誰でも簡単にイノシシの年齢を推定する方法はあるそうです。

イノシシの年齢は前歯の大きさを見れば分かります。イノシシも人間と同様に乳歯と永久歯があり、乳歯は細く薄いのですぐに見分けがつくそうです。

初めてこの話を聞いたときは、乳歯と永久歯と聞いただけで親近感がわいてしまいました。やはり、仕事柄でしょうか。

地球は人間だけの世界ではありません。うまく共存できるといいですね。

新秋津・秋津駅前 まつばら歯科|怖くない・優しい 歯医者

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